特殊法則【害】――すれ違い、妨げる
害(がい)は、支合(仲の良い結びつき)を横から邪魔する関係です。六害(りくがい)、相穿(そうせん)とも呼ばれます。
キーワード
妨げ・すれ違い・小さな障害・水を差す
どの組み合わせ?
- 子 = 未
- 丑 = 午
- 寅 = 巳
- 卯 = 辰
- 申 = 亥
- 酉 = 戌
なぜ「害」になるのか
害の組み合わせは、でたらめに決まっているわけではありません。支合の相手を、冲で連れ去る形になっています。
たとえば子は丑と支合します。その丑を冲するのが未です。だから子と未が害になります。
つまり害は「結ばれるはずだった縁を、横から崩す」関係です。冲のように正面からぶつかるのではなく、成立しかけた結びつきに水を差す――そこが害の性質です。
6組それぞれの意味
子未の害
身内との縁が薄くなりやすい組み合わせです。とくに兄弟姉妹のような近い相手との関係が離れやすく、計画が思わぬ形で崩れることがあります。
丑午の害
物事を軽く見て進めた結果、思わぬトラブルを招きやすい形です。言葉を選び、相手の立場を考えてから動くことが要点になります。
寅巳の害
奪い合いに関わる組み合わせとされます。慎重さや忍耐が働きにくくなり、軽はずみな言動を後悔しやすくなります。
卯辰の害
おおらかさや協調性が働きにくくなり、周囲への苛立ちを感じやすい形です。人を大切に扱う意識が要点になります。
申亥の害
評判・地位・才能をめぐって競い合う形とされます。新しいことに取りかかっても手応えが出にくい、という感覚を持ちやすくなります。
酉戌の害
嫉妬が絡む組み合わせとされます。義理堅さが働きにくくなり、人間関係が薄くなりやすい形です。
組による強弱
同じ害でも、作用の重さは一様ではありません。
強めに出る組 ―― 子未・丑午・卯辰
薄めに出る組 ―― 寅巳・申亥・酉戌。この三組は地支どうしが相生の関係にあるため、害の影響が出にくいとされます。
命式での見方
どの柱で害が起きているかで、すれ違いやすい分野(家族・仕事・身近な人など)を読みます。相性を見るときは、日支どうしが害になっていないかを確認します。
害は冲・刑にくらべると作用が軽く、鑑定では重く扱わない流派もあります。過度に恐れるより、「近い相手ほどすれ違いやすい」という注意点として押さえておくのが実用的です。
一方で、すれ違いは相手との違いを知る機会でもあります。そこを学びに変えられるかどうかで、この関係の意味は変わってきます。