神殺【大耗】
読み:たいもう / 別名:大耗殺
天耗が「じわじわと漏れる」とすれば、大耗は「一気に大きく失う」星です。天耗の上位版ともいえる凶殺で、財・地位・人間関係など大切なものが一度に失われるリスクを持つ星です。
大きな財の損失
一度に大きな財が失われやすい星です。事業の失敗・投資の損失・詐欺被害・突発的な出費など、蓄えてきたものがまとめて消えてしまうという形で現れやすい。天耗が日常的な財の流出とすれば、大耗は人生を揺るがすレベルの損失と結びつきます。
地位・信用の失墜
財だけでなく、社会的な地位・信用・名誉が一気に失われるという形でも出やすい星です。スキャンダル・失言・重大なミスといった形で、積み上げてきたものが崩れるリスクがあります。特に運気の悪い時期との重なりには最大限の注意が必要です。
人間関係の大きな断絶
大切な人との突然の別れ・重要な人間関係の崩壊という形でも現れることがあります。離婚・絶縁・裏切りなど、人生の根幹を揺るがすような人間関係のトラブルと結びつきやすい星です。
リセットと再生の力
失うことが多い星ですが、同時に「失った後に再生する」力とも結びつきます。一度大きく崩れることで古いものが清算され、新しいステージへ移行するという形で人生が動くケースも多い。失いを経験した人ほど本質的な強さを持つようになる星です。
四柱のどこにあるか
同じ大耗でも、置かれた柱によって失うものが変わります。
年柱(先祖・父親・社会的地位・第一印象)――相続や家業をめぐる損失として出やすい柱です。受け継いだものが残りにくくなります。
月柱(家庭・母親・友人・役割)――仕事の上での大きな損失が出やすい柱です。共同事業や保証に注意が要ります。
日柱(自分・配偶者・健康)――本人の財に直接響く柱です。配偶者をめぐる出費が重なることもあります。
時柱(子供・部下・老後)――子や部下のために失う柱です。晩年の資産管理に注意が要ります。
注意点
大耗は命式の中でも特に注意が必要な凶殺のひとつです。凶神や大運・歳運の凶と重なる時期は、大きな決断・投資・保証・契約を慎重に見極める必要があります。吉神が強い命式では影響が和らぎますが、備えと慎重さが最大の対策です。失うことへの恐れより、何が本当に大切かを見極める眼を養うことが、この星と向き合う鍵です。