神殺【天耗】
読み:てんもう / 別名:天耗殺
「耗」は消耗・損失・減っていくことを意味します。財や気力が知らぬ間に流出しやすい凶殺で、蓄えることの難しさと散財の縁を持つ星です。
財の流出
お金が貯まりにくい・気づくと出ていってしまうという形で現れやすい星です。大きな浪費というよりも、気づかないうちにじわじわと財が減っていく感覚です。収入があっても手元に残りにくく、蓄財に苦労しやすい傾向があります。
気力・体力の消耗
財だけでなく、エネルギー全般が漏れやすい星です。頑張っているのに結果が出にくい・努力が空回りしやすい・疲れが溜まりやすいという形で現れることもあります。流霞と重なる場合は特に身体的な消耗に注意が必要です。
詐欺・損失トラブルへの注意
他者によって財を失うという形でも出やすい星です。騙される・保証人になってトラブルになる・投資や賭け事での損失といった形で財が流出するケースもあります。金銭の貸し借りや契約には慎重さが必要です。
執着を手放す力
物やお金への執着を手放すことで逆に運が開けるという面があります。失うことへの恐れより、必要なものは必要なときに来るという感覚で生きることが、この星とうまく付き合うコツです。
四柱のどこにあるか
同じ天耗でも、置かれた柱によって消耗する場面が変わります。
年柱(先祖・父親・社会的地位・第一印象)――家系や目上との間で気力を削がれやすい柱です。
月柱(家庭・母親・友人・役割)――家庭内や職場での言葉の行き違いとして出やすい柱です。意思の疎通を欠きやすくなります。
日柱(自分・配偶者・健康)――本人の気力と財の両方に響く柱です。配偶者との擦れ違いにも注意が要ります。
時柱(子供・部下・老後)――子や部下のことで消耗する柱です。晩年の蓄えが目減りしやすい形です。
大耗が「大きく一度に失う」なら、天耗は「少しずつ漏れていく」働きをします。
注意点
財運への影響が強い星ですが、命式に財星が強かったり吉神が多い場合は影響が和らぎます。日頃から収支の管理を意識する・衝動買いを控える・金銭の貸し借りを避けるといった現実的な対策が最も有効です。失うことを嘆くより、入ってくる縁を大切にする意識でこの星と向き合うことが大切です。