十二支【未】――味を生じる、実りの土
基本データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 読み | ひつじ(み) |
| 五行・陰陽 | 土(陰の支) |
| 季節 | 夏(晩夏・土用) |
| 月 | 7月(小暑から立秋の前日まで) |
| 時刻 | 13時〜15時 |
| 方角 | 南南西 |
| 蔵干 | 丁・乙・己(本気は己) |
| 分類 | 四庫(墓支) |
未が象徴するもの
未は、夏の終わりに置かれた土の支です。
大暑を含み、暑さが最も厳しい時期。地面は熱く乾き、果実が熟していきます。
伸びる時期は終わり、味わいが生まれる。未が象徴するのは、そういう熟成と味わいです。
キーワード
熟成・味わい・木庫・優しさ・美食・芸術・受容
未を持つ人
命式に未を持つ人は、あたたかい土の性質を帯びます。
四つの土の支のなかで、未はもっとも乾いてあたたかい土です。人に対する優しさ、面倒を見る力があり、争いを避けて場を和ませます。
「味」の字を持つ支であることから、味覚や美意識に優れるとされます。おいしいものへの関心、質のよいものを見分ける目として表れることがあります。芸術や表現の分野で力を発揮する人も多くいます。
一方で、優しさは決断の遅さにもなります。人を思うあまり自分の意向を出せない、抱え込んで疲れてしまうことがあります。
蔵干――未に隠れているもの
| 蔵干 | 五行 | 配当 |
|---|---|---|
| 丁 | 陰の火 | 初気(節入りから約9日) |
| 乙 | 陰の木 | 中気(次の約3日) |
| 己 | 陰の土 | 本気(以降) |
未は木の蔵とされる支です。三合木局(亥卯未)の墓にあたるため、内側に乙――木を抱えています。前の季節である夏の火(丁)も残しており、火・木・土が層になっています。
蔵干がすべて陰干で揃う、内向きの支です。
未と結びつく支
三合|亥卯未――木局
亥・卯・未が揃うと三合木局となります。亥が木を生じ、卯が旺じ、未が納める。未はその納め手(墓支)であり、木を蓄える蔵の役目を担います。
方合|巳午未――夏・火
巳・午・未は南方の三支。揃うと夏の火がひとかたまりになります。未は土の支ですが、この並びでは夏を締めくくる位置に立ちます。
支合|午未
未は午と支合します。隣り合う支どうしの合であり、血縁のような近しい結びつきとされます。
未とぶつかる支
冲|丑未
未の対極にあるのが丑です。夏の乾いた土と冬の凍った土がぶつかります。墓と墓の冲は「開冲」となり、蔵していたものが動き出す形になるとも言われます。
刑|丑戌未の三刑
丑・戌・未の三つは互いに刑の関係にあります。土がぶつかり合う三刑です。
害|子未
破|戌未
まとめ
未は、実りが味わいに変わる土の支です。
熟成を経て生まれる深み、人をあたためる優しさ。命式に未を持つなら、その受容力と味わいの感度が、あなたの持ち味になっています。