十二支【申】――香りが立つ、はじまりの金
基本データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 読み | さる(しん) |
| 五行・陰陽 | 金(陽の支) |
| 季節 | 秋(初秋) |
| 月 | 8月(立秋から白露の前日まで) |
| 時刻 | 15時〜17時 |
| 方角 | 西南西 |
| 蔵干 | 戊・壬・庚(本気は庚) |
| 分類 | 四生(生支) |
申が象徴するもの
申は、秋の入口に置かれた金の支です。
暑さは残っていても、暦の上では秋。処暑を含み、実りが形を整えていく頃です。
。姿はできあがり、中身が変わっていく。申が象徴するのは、そういう成熟の始まりです。
キーワード
機転・器用さ・変化・移動・才知・金属・切り替え
申を持つ人
命式に申を持つ人は、鋭さと機転を帯びます。
頭の回転が速く、要領がよい。状況の変化に素早く対応し、必要とあれば方針を切り替えられます。手先の器用さ、技術を身につける速さとして表れることもあります。
申は駅馬にあたる支の一つで、移動や変化と縁が深いとされます。一つの場所に留まるより、動きのある環境で力を発揮する人が多くいます。
一方で、器用さは飽きやすさと表裏です。何でもこなせるぶん、一つを掘り下げる前に次へ移ってしまうことがあります。
蔵干――申に隠れているもの
| 蔵干 | 五行 | 配当 |
|---|---|---|
| 戊 | 陽の土 | 初気(節入りから約7日) |
| 壬 | 陽の水 | 中気(次の約7日) |
| 庚 | 陽の金 | 本気(以降) |
申は水の生支でもあります。三合水局(申子辰)の起点にあたるため、内側に壬――水を抱えています。金が水を生じる関係が、支の内側に組み込まれています。
蔵干がすべて陽干で揃う支です。
申と結びつく支
三合|申子辰――水局
申・子・辰が揃うと三合水局となります。申が水を生じ、子が旺じ、辰が納める。申はその起点(生支)であり、水を生み出す役目を担います。
方合|申酉戌――秋・金
申・酉・戌は西方の三支。揃うと秋の金がひとかたまりになります。申は秋の始まりに立つ支です。
支合|巳申
申は巳と支合します。合すると水に化すとされる関係です。
申とぶつかる支
冲|寅申
申の対極にあるのが寅です。金と木、西と東のぶつかり合い。金が木を剋す形になります。寅申の冲はどちらも動きの支であるため、移動・変転として現れやすいとされます。
刑|寅巳申の三刑
寅・巳・申の三つは互いに刑の関係にあります。申は支合する巳と、刑・破の関係も同時に持ちます。
害|申亥
破|申巳
まとめ
申は、実りが香りを帯び始める金の支です。
素早く動き、器用にこなし、必要なら切り替える。命式に申を持つなら、その機転と変化への強さが、あなたの武器になっています。