十二支【午】――真昼に極まる、盛りの火
基本データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 読み | うま(ご) |
| 五行・陰陽 | 火(陽の支) |
| 季節 | 夏(仲夏) |
| 月 | 6月(芒種から小暑の前日まで) |
| 時刻 | 11時〜13時 |
| 方角 | 南 |
| 蔵干 | 丙・己・丁(本気は丁) |
| 分類 | 四正(旺支) |
午が象徴するもの
午は、夏のまん中に置かれた支です。
夏至を含み、一年でもっとも昼が長い時。一日でいえば真昼。太陽が真上にあり、光がもっとも強く降り注ぎます。
極まった瞬間から、下り坂が始まる。午が象徴するのは、そういう頂点とその翳りです。
キーワード
顕現・夏至・情熱・華やかさ・発信・スピード・頂点
午を持つ人
命式に午を持つ人は、明るく開いた火の性質を帯びます。
巳が内に燃える火なら、午は外へ放つ火です。感情や思いが表に出やすく、その場を明るくする力があります。行動が速く、思いついたらすぐ動く瞬発力を持ちます。
華やかさ、人目を引く性質も午の特徴です。人前に立つこと、注目を集めることが自然にできる人が多くいます。
一方で、火は燃え尽きるのも速い。勢いよく始めたことが持続しなかったり、感情の起伏が大きく出たりすることがあります。頂点のあとに翳りが来るという午の性質は、そのまま人の在り方にも映ります。
陽の支なのに、中身は陰の火
午は並びの上では陽の支ですが、蔵干の本気は丁――陰の火です。
外から見える華やかさと、内側の繊細さが違う。この「体は陽、用は陰」というねじれが、午という支の奥行きです。明るく振る舞いながら、内心では細かく気を配っている。そういう二面性として現れることがあります。
蔵干――午に隠れているもの
| 蔵干 | 五行 | 配当 |
|---|---|---|
| 丙 | 陽の火 | 初気(節入りから約10日) |
| 己 | 陰の土 | 中気(次の約9日) |
| 丁 | 陰の火 | 本気(以降) |
午は子・卯・酉と同じ四正の支ですが、中気に己(土)を挟む点が特徴です。火が旺じすぎて土を生じる――火生土の関係が支の内側に組み込まれています。他の四正と違い、純粋な一気ではありません。
午と結びつく支
三合|寅午戌――火局
寅・午・戌が揃うと三合火局となります。寅が火を生じ、午が旺じ、戌が納める。午はその中心(旺支)にあたり、火局の核を担います。
方合|巳午未――夏・火
巳・午・未は南方の三支。揃うと夏の火がひとかたまりになります。午は夏のまん中に立つ支です。
支合|午未
午は未と支合します。隣り合う支どうしの合であり、血縁のような近しい結びつきとされます。
午とぶつかる支
冲|子午
午の対極にあるのが子です。火と水、南と北、真昼と真夜中――もっとも遠い二つがぶつかります。動揺・変化・移動を意味します。
刑|午午(自刑)
午は自刑の支です。命式に午が二つ以上並ぶと、自らを刑する形になります。強い火が互いを焼き合う、内向きの葛藤として現れるとされます。
害|丑午
破|午卯
まとめ
午は、光が極まる火の支です。
明るく開き、速く動き、人の目を集める。頂点であるがゆえに翳りも抱える。命式に午を持つなら、その熱と華やかさが、あなたの表に出る力になっています。