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日干「甲」の性格

四柱推命では、生まれた日の干(かん)――「日干(にっかん)」が、その人の核になる性質を表すと考えます。この記事では、10ある日干の最初のひとつ、「甲(きのえ)」の人の性格を読み解きます。

甲とは――陽の木、大樹のエネルギー

甲は「木の陽」。自然界でたとえるなら、天に向かってまっすぐ伸びる大樹です。十干の中でもっとも背が高く、もっとも曲がらない木。春に芽吹き、光へ向かって、たえず上へ伸びようとする命のエネルギーを、生まれつき内側に持っています。

十干の一番目に置かれた干でもあり、「始める」「切り拓く」「先頭に立つ」という気配をまとっています。

甲の人の基本性格

まっすぐで、裏表がない。 甲の人の第一の持ち味は、この「幹の通り方」です。思ったことと行動が一致していて、駆け引きや根回しはあまり得意ではない代わりに、時間をかけて「この人は信用できる」という評価を積み上げていきます。

独立心が強い。 大樹は誰にも寄りかからずに立ちます。甲の人も、自分で決めて自分の力で進むことを自然と選ぶ人が多いのではないでしょうか。人の指図で動くより、自分の裁量で任されたときに、いちばん力が出ます。

成長し続けたい。 現状維持は、甲にとって少し苦しい状態です。「もっと先へ」「もっと上へ」という感覚が常にどこかにあり、目標や理想を掲げたときに、幹が太くなるように伸びていきます。周りから見ると、静かな野心家に見えることもあるかもしれません。

面倒見がよい。 大樹の枝は、木陰をつくります。先頭に立つことが自然な甲は、気がつくと人を守る側・引っぱる側に回っていることが多いのではないでしょうか。

気をつけたい面

長所はそのまま、裏返しにもなります。

曲がれないから、折れることがある。 しなやかに受け流すのが苦手で、無理がたまっても「まだ大丈夫」と幹を張り続けてしまう。限界まで頑張ってから、ぽきっと折れる――甲の疲れ方には、そういう型があります。休むことも幹の手入れのうち、と考えてみてください。

人に頼るのが下手。 一本で立てる強さは、「助けて」と言えない不器用さでもあります。頼ることは負けではなく、根を広げることです。

自分の物差しを人に当ててしまう。 まっすぐな人ほど、「なぜできないのか」「なぜ曲げるのか」と、他人の柔らかさが理解しにくいときがあります。あなたの基準は高い――それを自覚しておくだけで、人間関係はずっと楽になります。

恋愛・人間関係の傾向

恋愛でも、甲の人は駆け引きより誠実さで進むタイプです。気持ちが定まるまでは慎重ですが、いったん「この人」と決めた相手には、大樹らしいゆるがない安定感を見せます。一緒にいる人にとっては、寄りかかれる安心感のある存在ではないでしょうか。

気をつけたいのは、自分からは寄りかかれないこと。弱っているときほど平気なふりをしてしまい、相手に「頼られていない」と感じさせることがあります。ときどき枝を下ろして、本音を見せる――それが甲の恋を深くします。

仕事の傾向

目標がはっきりしている環境、自分の裁量がある仕事で伸びるタイプです。コツコツと幹を太くするように実績を積み、長期戦に強いのも特徴。逆に、方針が頻繁に変わる環境や、細かく管理される働き方では、持ち味のまっすぐさが窮屈さに変わりやすいかもしれません。

リーダー役は、向いています。ただし「全部自分でやってしまう」抱え込みが出やすいので、枝葉の仕事は人に任せる練習を。

同じ「甲」でも、生まれた季節でまったく違う

ここまで読んで、「当たっている部分と、そうでもない部分がある」と感じた方もいるはずです。それは当然で、同じ大樹でも、どの季節のどんな場所に生えているかで、姿はまったく変わるからです。

たとえば当サイトの性格診断では、同じ甲でも生まれ月によってこんなふうに読み分けます。

あなたの甲が「どの季節の、どんな樹」なのかは、生まれた月と、その奥にある星(元命)まで見て初めて分かります。当サイトでは、生年月日を入れるだけで、あなたの命式とあなた専用の性格テキストを無料で読めます。

甲と他の五行の関係

大樹は、水に育てられ(水生木)、火を勢いづけ(木生火)、土に根を張り(木剋土)、金に剪定されます(金剋木)。まわりの人との関係を五行で眺めると、「なぜかこの人といると楽」「この人の前だと緊張する」の理由が見えてくることがあります。詳しくは用語集の五行【木】のページをどうぞ。

まとめ

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