通変星【偏財】――流動する財と縁の星
偏財は、財星(財・物質・縁をつなぐ星)のひとつです。固定された財を守る正財とは違い、偏財は動くことで財と縁を生み出していきます。
明朗で義理人情を重んじ、人との縁を広げながら恵みを巡らせる――偏財は「商売人の星」とも呼ばれる、行動力と人情を兼ね備えた星です。
キーワード
行動力・縁をつなぐ・義理人情・直観力・商才・金離れの良さ
良い面
偏財を持つあなたには、人と人をつなぐ才能があります。
明朗で話好き、直観力があり、場の流れを素早く読んで動けます。他人の世話を自然と引き受け、交際の幅が広い。あなたの周りには縁が広がり、その縁がさらに次の縁を生んでいくのではないでしょうか。
お金や情報を運用したり、動かしたりすることへの感覚が鋭く、商売やビジネスの場で才能を発揮しやすい星でもあります。損得だけでなく、人への関心や義侠心が動力になっていることが多いのも偏財の魅力です。
フットワークが軽く、新しい出会いや変化を恐れません。動くことで運が開けるタイプです。
気をつける面
金離れが良いのは偏財の魅力ですが、時に無駄遣いや散財につながることがあるかもしれません。
入ってきたものを動かすことへの意欲が強いぶん、蓄えることや守ることへの意識が薄くなりやすい面があります。広く動くことに慣れると、一つのことを深く掘り下げることや、目の前の大切な縁を丁寧に育てることが後回しになることもあるかもしれません。
また、義理人情を重んじるあまり、断れずに抱え込んでしまうことはないでしょうか。
こんな場面で輝く
営業・交渉・企画・イベントなど、人と動く場面で力を発揮しやすい星です。固定された場所より、様々な場所や人と関わりながら動ける環境が向いています。
ビジネスや商売との相性が良く、特に人と人をつなぐことで価値が生まれる仕事で輝きます。
偏財と正財の違い
どちらも財星ですが、財への関わり方がまったく異なります。
偏財が「動かして増やす財」なら、正財は「守って積み上げる財」。偏財は流れの中で財と縁を生み出しますが、正財はコツコツと誠実に積み上げていきます。
偏財が「広さ」を大切にするなら、正財は「深さ」を大切にします。どちらが良い悪いではなく、財との向き合い方の違いです。
あなたの命式に偏財がある場所は?
年柱に偏財がある人
年柱には先祖や上司、父親や第一印象といった意味合いがあります。
お父様が社交的で義理人情を大切にする、フットワークの軽い方であったり、上司に人脈が広く場を盛り上げるのが上手なタイプの方が多いかもしれません。また、他人からみたあなたの第一印象が、社交的で明るく、人との縁を自然と広げていく人に見えることがあるでしょう。
遺伝という象意もあるので、もしかしたらあなたの中にも偏財的な人をつなぐ力や、流れを読む直観力が受け継がれているのかもしれません。
月柱に偏財がある人
月柱は家庭や母、友人、同僚などの意味があります。
お母様が社交的で顔が広く、人との縁を大切にする方ではないでしょうか。友人にも、行動力があって交際の幅が広い、一緒にいると楽しいことが起きそうなタイプの方が多いかもしれません。
才能もこの柱の象意なので、偏財のような人をつなぐ力や、場の流れを読む直観力という才能をお持ちかもしれません。
時柱に偏財がある人
時柱は未来や部下、子供などの意味合いです。目下の方や後輩などがこの柱なので、フットワークが軽く人付き合いの上手な、動きながら結果を出すタイプの部下や後輩と縁があるかもしれません。
老後の象意もあります。未来のことは分かりませんが、偏財のように人との縁を大切にしながら、広く豊かに生きていく暗示のひとつかもしれません。
※これは一般的な解釈のひとつです。