通変星【偏官】――逆境に鍛えられる星
偏官は、官星(規律・プレッシャー・鍛えられる星)のひとつです。正官が秩序の中で力を発揮するのに対し、偏官は逆境や試練の中でこそ輝きます。
古くは「七殺」とも呼ばれ、強いエネルギーを持つ星として知られています。そのエネルギーをうまく活かせれば、誰よりも力強く前へ進める星です。
キーワード
逆境に強い・行動力・突破力・反骨精神・度胸・鍛えられる
良い面
偏官を持つあなたには、困難の中でこそ力を発揮できる強さがあります。
壁にぶつかっても諦めない、逆境があるほど燃える――そういうタフさが偏官の一番の魅力です。行動力と度胸があり、人が尻込みするような場面でも果敢に踏み込んでいけます。
また、組織や権威に縛られない自由な発想があり、自分の信じた道を突き進む強さがあります。その反骨精神が、時代や環境を変える力になることもあるでしょう。
黙々と努力を続ける粘り強さも持っています。試練を通じて削られ、鍛えられるほどに輝きを増していく――そういう人ではないでしょうか。
気をつける面
強いエネルギーは、方向を誤ると自分自身を傷つけることがあります。
無理をしすぎる、休むことへの抵抗が強い、限界まで頑張ってしまう――そういう傾向はないでしょうか。「まだ耐えられる」という感覚が、知らないうちに体や心に負担をかけていることがあるかもしれません。
また、反骨精神が強いぶん、組織の中で摩擦が生まれやすい面もあります。ルールや慣習への反発が、周囲との衝突につながることがあるかもしれません。
こんな場面で輝く
競争が激しい環境、逆境を乗り越える必要がある場面で力を発揮しやすい星です。スポーツ・軍事・法律・医療など、厳しさの中で結果を出すことが求められる分野との相性が良いでしょう。
ルーティンより変化がある環境、誰かに守られるより自分で切り拓く環境の方が、偏官の力は伸びやすいかもしれません。
偏官と正官の違い
どちらも官星ですが、その力の出方が異なります。
偏官が「逆境や試練の中で鍛えられる力」なら、正官は「秩序と誠実さの中で力を発揮する力」。偏官は型を破ることで輝き、正官は型の中で輝きます。
偏官が「突破力」なら、正官は「持続力」。どちらが良い悪いではなく、力の方向性の違いです。
あなたの命式に偏官がある場所は?
年柱に偏官がある人
年柱には先祖や上司、父親や第一印象といった意味合いがあります。
お父様が厳しく行動力のある方であったり、上司に体育会系で結果にこだわるタイプの方が多いかもしれません。また、他人からみたあなたの第一印象が、力強くどこか一筋縄ではいかない、芯のある人に見えることがあるでしょう。
遺伝という象意もあるので、もしかしたらあなたの中にも偏官的な逆境に負けない強さや、突破力が受け継がれているのかもしれません。
月柱に偏官がある人
月柱は家庭や母、友人、同僚などの意味があります。
お母様が芯が強く、どんな状況でも前を向いて進んできた方ではないでしょうか。友人にも、行動力があって度胸があり、一緒にいると刺激をもらえるタイプの方が多いかもしれません。
才能もこの柱の象意なので、偏官のような逆境に強い粘り強さや、困難を突破する力という才能をお持ちかもしれません。
時柱に偏官がある人
時柱は未来や部下、子供などの意味合いです。目下の方や後輩などがこの柱なので、反骨精神があり、自分の信じた道を突き進むような個性的な部下や後輩と縁があるかもしれません。
老後の象意もあります。未来のことは分かりませんが、偏官のように試練を乗り越えながら、力強く生きていく暗示のひとつかもしれません。
※これは一般的な解釈のひとつです。